(シグマ・スーパーファミコン)
キャラデザインを相原コージ、音楽はJ−WALKのメンバーと、なかなかにメンツは豪華な作品です。
ちなみに僕は発売日に6000円で買いました。ええ。
ストーリーは「謎の光線によりミジンコにされてしまった両親を元の姿に戻すために、主人公が旅立つ」というもので
道中では「謎のバァさんの張り手により顔が腫れる」
「落ちてきたいん石に仲間が潰される」など、かなり予測不能なイベントが頻出します。
言っておきますが上のストーリーに脚色はありません。
的確にこのゲームのイベントを伝えています。
強力なのを取り出してるんじゃなくて、こんなのばっかしなんです。
このゲームで特徴的ともいえるシステムは、何と言っても「前世の存在」。
霊媒師(セーブもしてくれる)の所に行くことによって、キャラの前世を知ることができ、その前世での能力が「へんしん」というコマンドにより
使えるようになります。
まぁ、基本的には「魔法」と呼ばれるものとシステム的に変わらないのですが・・・。
もっともその前世の姿も、妙なものばかりですが・・・。まぁ登場キャラからして「常にみかん箱を身につけてるニヒルな男」なんてのがいますから。
敵キャラも「マンボNo.5」だの、「バナナ男」だの、頭が桃になってる「モモンガ」など、B級テイスト満点です。
ゲームとしては、「移動中は主人公のへんしん技しか使えない」とか、「気が付いたら体力がMAXになってる(でも一撃死する)」とか、
「エンディングに至るまでバグっている」とか、
「画面切り変えがCD−ROMなんじゃないか?というほどに遅い」
などと、ゲーム以前の問題な点が多く、プレイが苦痛になります。確実に。
技術力を疑わずにいられない感じです。
これらのバグを「仕様です」と言い切って、ゲームショップにその旨通告したシグマの姿はある意味潔いと思います。
実は続編も作られる予定だったのですが、シグマがコンシューマーからこの後離れることになり、お蔵入りとなってしまいました。
まぁ正直、精神的につらいゲームですが、その「平凡なRPGをぶち壊したい!!」という姿勢には好感が持てます。
それに共感できる人なら試しにやってみるのもいいかもしれません。500円程度で買えますしね。
あ、正式には続編では無いですが、同じスーファミの「イデアの日」というゲームもこのゲームに実に近いです。
同じく相原コージ氏がキャラデザインしてるので、これをやって興味を持ったらどうぞ。
個人的には割と好きなんですけどね。
もうちょっとゲームとしてしっかりしてれば・・・。実に惜しい作品です。