ゴッドメディスン 復刻版

(コナミ・ゲームボーイ(13色対応))


オリジナルの「ゴッドメディスン」は、92年にゲームボーイで出たタイトル。
この「復刻版」は、内容を変えることなくスーパーゲームボーイに対応させ、復活させたものです。
まぁ、基本的にはどっちを選んでも同じってとこですね。
特に理由が無ければ見つかった方を手に入れて別段問題は無いです。



えー、はっきり言ってシステムは平凡、その一言に尽きます。
一昔前のRPG、そんな印象が拭えないところです。


でもそれが悪いかと言うと、そういう訳じゃ無いんですよね。
斬新な要素を切り離している分、逆に「誰にでも遊びやすい」という点を持ち合わせているとも言えるのですから。
実際、このゲームは説明書が無くても非常に分かりやすいですし。

ましてやこのゲームは、ゲーム好きな小学生3人がゲームの世界と現実の世界を交互に行き来し、
2つの世界を救うという設定。
当然の如く、このゲームのターゲットは主人公たちと同じ、”子供たち”なわけです。
そんな子供たちに対し、複雑なシステムは必要ない・・・。
むしろ遊びやすさを取り、RPGというゲームを楽しんでもらおう、そんな配慮から、分かりやすくしているのではないか、そう感じます。
難易度の方も普通に戦いながらボスまでたどり着けばわりと余裕で倒せる、そんな簡単なものに仕上がっています。




さて、もう”子供”とは呼べない僕のような年齢の人間は、本来このゲームを遊ぶ対象ではないのかもしれません。
だからいつも以上に的はずれな感想になってしまうかもしれませんが・・・。


このゲームを最後まで遊び、抱いた感想というのは、
「このゲームを出来ることなら、小学生の頃に遊びたかった・・・」
そういったものでした。




小さな頃、RPGの世界というものはワクワクする冒険の世界でした。
そしてそんな世界を何時までも楽しんでいたい、そう思ったことは誰もがあるはずです。

そう、この現実と引き替えにでも。
それほどまでにそこは魅力のある世界だったわけです。

”子供”でなくなった今は、そんなことは所詮は無理なこと、
”虚構”と”現実”という言葉を使い、その2つの世界を分断しているし、またそう考えるのが普通です。


だけどそんなことを考えなかった、”虚構”なんて言葉を知らなかった子供の時にもし遊んでいたら?
きっと僕は今以上に、素直にこの「ゴッドメディスン」の世界を楽しんでいたのだと思います。
3人の小学生に感情移入して、心から彼らを羨ましいと思っていたでしょう。


今ではそうは感じられなくなってしまった・・・。
だからこそ僕は、主人公たちと同じ「小学生の頃に遊びたかった」、そう感じたのだと思います。




過去に冒険好きな”子供”だった、そんな大人にとって優しいファンタジーとも言える作品、
「ゴッドメディスン」とは、そんなゲームです。
見た目は子供向けではあるものの、このゲームは上記の難易度の低さもあって、全ての人にオススメできます。
たまには冒険好きだった子供の頃を思い出すのも良いのではないでしょうか?
きっとこのゲームはその手助けをしてくれるはずです。


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