任天堂が87年に発売した周辺機器であり、その名が示す通り特定のゲームを立体映像で見せるようにするシステムである。
任天堂の3Dゲームといえば後に発売された32ビットゲーム機「バーチャルボーイ」を思い出す人もいるだろうが、
どうやら任天堂はこの当時から3D技術に関心があったようである。
形状はヘッドバンドに液晶シャッターがついているものであり、なにやらサイバーな雰囲気を醸し出している。
このスコープからはプラグが伸びており、これをアダプタに接続し、アダプタから伸びている15ピン
スタッキングコネクタをファミコン本体の
エキスパンドコネクタ(ジョイスティック等を接続するところ)につなげることで使うことができる。
肝心のソフトの方は、「3D=レースゲームかシューティング」という思想が多かったためか、バリエーションに富むものにはならなかった。
そのため、いつしか消えていった。実験的周辺機器だったといえるだろう。
3Dシステム用画面を肉眼で見ると、像が2重に見える。
これは左眼用映像と右眼用映像が交互に映し出されているからであり、この映像がスコープを通すことにより
左眼用の映像は左眼だけで、右眼用の映像は右眼だけで見えるようになる。
そうすると、両目から入った視差のある映像が、遠近感のあるひとつの映像として見えるのである。
なお、この原理は「両眼視差」と呼ばれている。
(以上、3Dシステム取扱説明書より要点を抜粋)
早い話、昔はやった「とびだす映画」と同じ原理である。
| 形名 | HVC−031 |
| 消費電流 | 0.3mA |
| 寸法 | 170(幅)×83(奥行)×91(高さ)mm |
| 重量 | 約160g |
| コードの長さ | 2500mm |
| 形名 | HVC−032 |
| 消費電流 | 33mA |
| 寸法 | 51(幅)×94(奥行)×25(高さ)mm |
| 重量 | 約90g |
| ケーブルの長さ | 210mm |
| タイトル | ハード | メーカー | 発売日 | ジャンル |
| 3Dホットラリー | DISK | 任天堂 | 88.4.14 | スポーツ(レース) |
| ハイウェイスター | ROM | スクウェア | 87.8.7 | スポーツ(レース) |
| JJ(ジェイジェイ) | ROM | スクウェア | 87.12.7 | シューティング(3D) |
| アタックアニマル学園 | ROM | ポニーキャニオン | 87.12.26 | シューティング(3D) |
| ファルシオン | DISK | コナミ | 87.10.21 | シューティング(3D) |
| コズミックイプシロン | ROM | アスミック | 89.11.24 | シューティング(3D) |
| 風雲少林拳 暗黒の魔王 | DISK | ジャレコ | 88.4.22 | アクション |
※なお、DOGの「とびだせ大作戦」は3Dメガネ付属だったため、対応していない。