【各務原山の前のいえ】暖炉が数寄 01 < ギャラリー
個性を具体化するには現場の時間の流れにまかせるように淡々と一つ一つのディテール(納まり詳細)に焦点を当てて納めていく作業です。
日本の住宅産業を支えている業者をそれぞれのスタンスから分類すると以下のようになります。
1)木造注文住宅専門工務店 2)増改築(リフォーム)専門工務店 3)FC(フランチャイズ)加盟工務店 4)大手ハウスメーカー下請工務店 5)大工専門職工務店
その内容については書いて字の如くですが、木造注文住宅専門工務店と大工専門職工務店を除いて断言は出来ないまでも商業主義にならざるをえない事情が多すぎるのではないでしょうか。 100パーセント注文住宅と呼べるものは設計者と二人三脚でなければを作れない現実を毎日感じます。
この世にたった一つの個性をいただいた設計者杉原寛としては、波長の合うパートナーが数社あれば充分で、当然の如く自分たちの理想とする住まいを実現したい建築主さんも、そんなたった一軒を望んでいる。 これ以上でもこれ以下でもないのです。 そんな気持ちは今の作り手の工務店には理解しえない次元の違う世界の出来事であることを、これまた毎日感じています。
【各務原山の前のいえ】の個性はそんな思いを特に強く感じた作品でした。 現場の時間の流れを日記風にまとめています。 またディテール(詳細部)に焦点を当ててポイントもアップしてみました。
 |
01-1周囲の環境
2004年の年末、晴れた寒い日に初めて建築予定地を訪れてみました。
南北に長い敷地で北へ緩やかな傾斜がある、通風も陽当たりも良好だが、この傾斜を利用できないものだろうか。
ただ南を駐車スペースとして潰してしまう工務店設計施工プランではなく、畑を住まいで囲んだ方が巾のある生活を楽しめる。
そんな思いをもちました。 |
| POINT:敷地を訪れる日にはスケールで道路や側溝、高低差の採寸、杭の確認、周囲の写真を撮ること |
 |
01-2先住樹
先住民族ならぬ先住樹はこの土地の環境を知る先生。
年末の寒い日に最初現場調査に訪れた際、移植にも耐えると訴えかけられたように感じたので、残して中庭の主役にしてやろうと、施主に内緒で決意していた。 |
| POINT:敷地内にある土、樹木、塀、なんでも再利用の可能性を考えましょう |
 |
01-3マンション訪問
年が明けて2005年の3月のある日に現在お住まいのマンションを拝見しました。
玄関しか写っていませんが、考えてみえることを吸収しようと隅々までデジカメに納め採寸もさせていただきました。
プランの着地点がどこなのか見えてきたのがこの日だったように記憶しています。 |
| POINT:暮らし向きには個人差があるのは当たり前、まずは現況の把握から個性に成長させましょう |
TOP
BACK NEXT
Copyright (C) Hiroshi Sugihara, All Rights Reserved. since1999.02.06
|